診療情報管理士に必要な知識を身に付けよう

資格取得が知識を身に付ける近道

診療情報管理士になるためには専門的な知識が必要不可欠なので、知識やスキルがあることを証明するために資格を取得する人が多いようです。資格を取得していれば応募できる求人も増えます。診療情報管理士を目指すなら資格を取得したほうがいいでしょう。
診療情報管理士の資格は、一般社団法人日本病院会が実施している認定試験に合格すれば取得できます。試験は年に1回、毎年2月に行われていますが、「指定校である大学または専門学校を卒業した者」「指定校以外の2年以上の専門学校・短期大学・大学を卒業し、2年間の通信教育を履修した者」「高等学校を卒業して病院に勤務し、2年間の通信教育を履修した者」のうち、いずれかの条件を満たしていなければ受験できません。
つまり、「指定校を卒業」または「通信教育を修了」し、「診療情報管理士認定試験に合格しなければ取得できない」ということです。

これから診療情報管理士を目指すなら

資格が必須ではないので、求人に応募し採用されれば診療情報管理士として働くことは可能です。しかし、資格があったほうが優遇されるので、資格を取得してから求人に応募したほうがいいでしょう。
学生がこれから資格取得を目指すのであれば、指定校で学ぶのが一般的です。指定校は全国に18の大学と42の専門学校があるので、住んでいるエリアにある対象校を選びましょう。大学では一般教養科目など幅広い科目を学びながら、4年間で診療情報管理士を目指します。専門学校は診療情報管理士に必要な知識や技術に特化しているため、大学よりも短く、2年間で必要な知識を学び、診療情報管理士を目指します。すぐに活躍できるように実践力を身に付けたいなら専門学校がいいでしょう。
社会人が診療情報管理士を目指すなら通信教育を受講してください。その名の通り、通信で学べるので仕事をしながら空いた時間を活用して、自分のペースで勉強できます。日本病院会が主催する「診療情報管理士通信教育」は2年制で、基礎コースと専門コースに分かれています。看護師のように医療系の国家資格を持っている人は2年次の専門課程に編入できるので、より短期間で取得できます。
ただし、通信教育は自分でスケジュールを管理し、モチベーションも維持しなければなりません。途中で挫折することなくきちんと続けるのは大変なので、覚悟を持って申し込むようにしてください。